| 平成11年 9月 | 
                                                  
                                                  
                                                    会社が倒産の危機に面した。 
                                                         
                                                      18歳から建設業に携わり、25歳の夏の事だ。 
                                                       
                                                      まだ結婚して間もなく、半年後には出産を控え喜んでいた若者は突然、人生の岐路に立たされた。 
                                                       
                                                      我が家は、母一人で育てられた家庭だ。資金面での援助など頼めるはずもない。 
                                                       
                                                      友人などに相談し、転職など模索したがなかなか上手くいかなかった。 
                                                       
                                                      そんな中、一人の男に会う。 
                                                       
                                                      当時23歳だった網代さんだ(現在は川崎でリフォーム店 (有)SRSを経営)。 
                                                       
                                                      「独立しないの」、「独立するなら仕事だすよ」、なんか上手い話だなぁ・・・と最初は全く信用していなかった。 
                                                       
                                                      大体、開業資金もない・・・独立など考えてもいなかった。 
                                                       
                                                      家に帰り妻に網代さんの話しをする。 
                                                       
                                                      すると妻は、「やってみればいいじゃん! 
                                                       
                                                      資金は30万円なら・・・」と密かに貯蓄していた貯金を出してくれた。凄くうれしかった。 
                                                       
                                                      しばらく一人でいろいろ考えたり、独立して頑張っている先輩に話しを聞いたりしているうちに、意欲が沸いてきた。 
                                                       
                                                      自分でやってみよう・・・・そこからのスタートだった。 | 
                                                  
                                                  
                                                      | 
                                                      
                                                        独立当初の代表者 | 
                                                      | 
                                                  
                                                  
                                                    網代さんに電話で「お世話になります」と伝え、勤務していた会社に退職を申し出た。 
                                                         
                                                      肝心な問屋さんなども、先輩より紹介して頂き職人として個人事業をスタートさせたのだった。 
                                                       
                                                      今でもそうだがこの先も、このときにお世話になった人には言葉では言い表せないほど感謝している。 
                                                       
                                                      網代さんは本当に毎日、仕事を出してくれた。 
                                                       
                                                      個人事業主として予想外にも順風満帆な船出となった。 | 
                                                  
                                                  
                                                    
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                                                    | 平成15年 11月 | 
                                                  
                                                  
                                                    毎日、仕事をさせて頂きそれと平行にこの業界の疑問点や理想などが沸々と沸いてきた。 
                                                         
                                                      例えば、その当時施工実績を会話の中でしか表現できなかった。 
                                                       
                                                      写真で見てもらえば分かってもらえると思い、セルフタイマーを使って写真を撮ったりした。 
                                                       
                                                      一見さんが多かった当時に、顧客さんになってもらいたいと思い工事後の顧客様とのお付き合いに力を入れた。 
                                                       
                                                      技術面・コスト面には相当な自信があったからこそ出来たのだと思う。 
                                                       
                                                      そうしているうちに、職人と営業とを両立できないほど、顧客様からのご紹介や口コミでの依頼が増え、会社を設立する事を決意した。 | 
                                                  
                                                  
                                                      | 
                                                      | 
                                                      | 
                                                  
                                                  
                                                      | 
                                                      
                                                      設立時当時の本社 | 
                                                      | 
                                                  
                                                  
                                                    設立メンバーは、工場で働いていた弟も含め5人でスタートした。 
                                                         
                                                      何の問題もなく進んでいけると思った。 
                                                       
                                                      でも実際会社の経営者と言うものはそんなに簡単ではないことを、先々知る事になる。 
                                                       
                                                      今までは、自分の事だけ考えてれば良かった状況から会社にいる全ての人の事も考えて仕事をしなければならないのだ。 
                                                       
                                                      当時、何も言わなくても社員は同じ考えを持って仕事をしてくれるものだと思っていた。 
                                                       
                                                      でもそうではなかった。 
                                                       
                                                      経営者としては若く、未熟だったのだと思う(今もそうかもしれないが・・・)。 
                                                       
                                                      まず弊社の社員が楽しく仕事が出来る事が、お客様に満足頂ける会社になっていくのだと思った。 
                                                       
                                                      今でもこの会社はそうだが、お客様からのご意見や社員からの意見をそのままにしないで必ず考えて改善するようにしている。 
                                                       
                                                      これがサクラリビングの強みだと思う。 | 
                                                  
                                                  
                                                    
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                                                    | 平成21年8月(現在) | 
                                                  
                                                  
                                                    現在のサクラリビングは、建設業の許可も取得し技術面、コスト面、提案力の全てにおいてお客様をご満足させる事の出来る会社になったと思う。 
                                                         
                                                      今までと同様に、新しい事にチャレンジし今以上にお客様に安心と信頼を得られる会社に進化していこうと思ってます。 
                                                       
                                                      まずは神奈川で1番お客様に喜んでもらえる会社になる。 
                                                       
                                                      それはつまり神奈川で1番喜びの多い会社、笑い声の絶えない会社ということになる。 | 
                                                  
                                                  
                                                      | 
                                                  
                                                  
                                                    お客様の人生の一瞬に「サクラリビングの感動」を刻みたい 
                                                         
                                                      そう願ってます・・・・・・・ | 
                                                  
                                                  
                                                    | 代表取締役 大塚 規之 |